ちょいと補足

出版不況下、丸の内・新宿は大型書店戦争
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040911-00000408-yom-soci

全国的な大書店ラッシュは、なぜ続くのか。

 全国で書店の大型化が目立ち始めたのはバブル崩壊で商業ビルのテナント料が下がったこの10年ほど。札幌、仙台、福岡など主要都市で大型書店チェーンが出店競争を繰り広げてきた。

説明になってないよ読売さんw
 
まずバブル崩壊後に全国の商業ビルで空きテナントが大量に発生したわけですな。
ところが地主にしてみれば空いたままでは家賃が入らず、税金も払えない。
なんとかテナントを埋めようにも数が多すぎてなかなか埋まらない。全て埋まらないから商業施設としてのパワーは落ちたまま。
そうこうしている間に他のテナントが抜けるというイタチごっこ
そこでチマチマとテナント募集するよりは大型テナントを一発でツモることにしたわけですわ。
ところがこの不況下ではそんな業種はそうそうない。そこで白羽の矢が立ったのが書店なわけ。
書店側にしても大きな問題を抱えていた。それは新刊だけでも年間数万、数十万点ともいわれる出版物の大半が揃えられないという品揃えから来る顧客満足度の問題。
そこに大型商業施設からの問い合わせ。書店は喜んだね。
書店はバブル崩壊につけこんで、家賃交渉で大きく下げることに成功。
バブルの頃の地方の家賃で都市部の一等地を手に入れることになった。
在庫に関しては出版社に依頼してほぼ全てを委託で揃えた。出版社にしてみれば今までお客の目に留まらなかった書籍をおいてもらえるってんでドンドンOKしたわけ。
そうして今まで家賃問題から採算割れとされていた都市部での大規模営業権を得た大型書店は一気に売上を伸ばしたってわけ。